知っておきたい! 安全で楽しいお散歩の心がけ8ヶ条

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保育園でのさまざまな活動の中で、子どもたちがとくに楽しみにしているのがお散歩。
手押し車やバギーに揺られたり、お友達同士手をつないだりして、外の世界を探索する時間は、子どもたちにとって新鮮で刺激的なひとときです。
けれどそんなとき、ただ一緒に歩いているだけでは保育士として役不足。
子どもたちを楽しませながら、いろいろなことに配慮しなくてはなりません。
では一体、どんなことに気を配ればいいのでしょうか。
今回は、安全で子どもが喜ぶ充実したお散歩タイムのための、保育士の心得をまとめてみました。

一に安全、二に安全

いうまでもなく、何よりも大切なのは安全の確保。
お散歩のコースは、同じ時間に歩いてみて、交通量の多さや、安全に歩ける歩道をキープできるかどうかなどを、しっかり確認したうえで決めましょう。
実際に子どもたちを連れて歩くときは、とにかく目を離さないこと。何もない道でも転んだり、あっちこっち気が散ってまっすぐ歩けない子ども、気になるものが目に入ると走っていってしまう子どもなど、保育士が気を緩める暇はありません。
誘導ロープのような、子どもたちにつかまらせて列を保つための道具もありますが、ひとりが転ぶと前後の子どもに影響する、歩く速度がばらばらのため前の子どもの靴を踏むなど、問題点もあり、使わない保育園も増えています。

それでは、具体的なポイントを見ていきましょう。

これでばっちり、お散歩の心得8ヶ条

1) 散歩コースは子ども目線で

大人には簡単にまたげる道路のひび割れ、ちょっとした段差なども、子どもには一苦労。
小さな靴がはさまったり、つまづいたりするのを防ぐために、保育士がそばに立って一人一人が超えられるよう見てあげましょう。
先頭を行く保育士は、つねに行く先を子どもの目線で眺め、誘導することが大切。

2) いつものコースでも油断は禁物

通い慣れた公園への道、園への帰り道でも、初めて歩くつもりで注意しましょう。
こちらがいくら気をつけていても、相手が同じように気をつけてくれるとは限りません。たとえ青信号でも、中には無視する自転車や車も。自分の目でよく確認してから進むこと。

3 ) 手をつないでいるときは要注意

子どもが二人以上で手をつないでいると、転倒が大きなケガにつながりやすくなります。
一人が転ぶと一緒に転び、手をついて防御できないので頭や顔などを打つことも。また、つないだ手をひねると、脱臼も心配です。
とくに手をつないで走っているときは、一人ずつ走るように指導しましょう。

4) 横断歩道はだらだらと渡らない

長い列でだらだら渡ると、保育士の目も届きにくくなり、時間もかかります。
信号待ちの間に、子どもたちをできるだけまとまった形にしておき、先頭と真ん中、後尾に保育士がついて、転倒や飛び出しに備えます。青信号になったら、急がせず落ち着いて、サッと渡りましょう。子どもがいるときは点滅信号は赤信号と同じ、次の青信号まで待つこと。

5) 歩道だからと安心して広がらないように

歩道を歩いているから安心とはいえません。自転車がくることがあるからです。自転車が来たら、いったん止まって端に寄り、通り過ぎるまで待って。
また、追い越す人や反対からくる人のために、普段から歩道いっぱいに広がらず、片側をあけて歩くようにしましょう。

6) 持っていく遊び道具はきちんと点検して

しまうときと遊ぶ前、遊具の点検を忘れずに。ねじや留め具が飛び出ていたり、プラスチックが割れたりしていると、ケガの原因になります。
また、遊ぶときは落ちているものに気をつけましょう。子どもはなんでも拾ったり口に入れたりするので、ペットボトルや空き缶、割れたガラスなどが落ちていたら、前もって片づけて。

7) 子どもをわくわくさせる声かけを

ただなんとなく歩いて、遊んで、帰る。それではもったいないのがお散歩の時間です。
子どもたちが外の世界のさまざまな刺激を思う存分感じられるよう、声をかけましょう。
「お日さまがぽかぽかあたたかいね」「風がくすぐったいね」「ちょうちょがひらひら追いかけっこしているよ」のように、風景を言葉にすると子どもの感性に響きます。
子どもたちとのお話を楽しみながら歩くと、充実したひとときに。

8) 近隣の方へご挨拶も忘れずに

散歩をしていると、声をかけてきたり、ニコニコして眺めたりする人と会うはず。とくにご近所の方には子どもと一緒に「こんにちは」と挨拶をしましょう。
保育園にとって地域になじむことは大切です。また、子どもたちにも、挨拶の習慣をつけることができます。

保育士のお散歩バッグの中身はこれ!

保育士がお散歩に持っていくバッグには、どんなものが入っているのでしょうか。
園によっていろいろですが、一般的なお散歩バッグの中身を見てみました。

●子どもの着替え

パンツ、シャツ、ズボンを一式。転んで汚したり、おもらしをしたりしたときのために必要です。トイレトレーニング中の子どもがいるときは、その子の着替えも。

●おむつ、お尻ふき

出かける前におむつを替えていても、散歩中にうんちをしたときのため、おむつとお尻ふきは必要。お尻ふきはウエットティッシュとしても使えて便利。

●ティッシュ・ビニール袋

ティッシュはよく使うのでできれば箱ごと。汚れたおむつやティッシュ、ぬれた服などを入れるためにビニール袋は何枚か持っておきましょう。

●カメラ

記録用や、園だよりに掲載したりする写真を撮るために、カメラはいつも持っていると便利。
お散歩中はシャッターチャンスがいっぱい。首からかけていれば、子どもたちのいい表情を逃さずキャッチできます。

●羽織りもの、帽子

肌寒いときや日差しの強いときに一枚あると便利な羽織りもの。子どもが寝てしまったときにかけてあげることもできます。紫外線防止に、帽子も必需品。

●携帯電話

保育士の一人は必ず携帯電話を。緊急連絡はもちろん、時計がわりにもなります。

これから春に向かって、どんどん暖かい日が増えてきますね。
冬の間、室内遊びが多かった子どもたちも、小春日和のお散歩を心待ちにしていることでしょう。
季節の移り変わりや風を感じて、楽しみながら豊かな感性を育んでいきたいですね。

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