知っておきたい!保護者への基本の対応!


保育園には色々な子どもがいます。わがままな子、おとなしい子、泣き虫な子、乱暴な子、甘えん坊な子。そんな子どもたちの保護者ですから、子ども同様、保護者にも色々なタイプがいます。
自己主張の激しい人、言いたいことがよく分からない人、感情的になりやすい人、決めつけから話を始める人、馴れ馴れしい人。

子どものように言い聞かせる訳にも行かない分、子ども以上に対処が大変といえるでしょう。今回はそんな保護者への対応の仕方をシーン別にまとめてみました。

送迎時の対応

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子どもを知るには保護者を知ることも重要です。送迎時には必ず会話をし、保護者に関することもしっかりと把握しておきましょう。子どもに関する情報を共有することで共通の話題を作り、園と家庭とでしっかりと連携を図れるようにしておくことが大事です。
親しくなるためには自分の話を交えて会話を楽しむことも必要ですが、自分のことを話しすぎないようにもしましょう。保護者とは「お友達」になるのではなく、保育のプロとして安心して子どもを預けることの出来る頼られる存在となるのが保育士です。
保護者が知りたいのはあなたのことではなく、子どもの園の様子の筈。保育士と保護者の垣根を超えて近づきたがってくる保護者には注意が必要です。線引きはしっかりとし、保育士の領域を守りましょう。

保護者面談

保護者と個別に面談の機会を設けることは、子どもに対して理解を深める重要な機会です。
保育士は保護者の悩みを受け止め、適切な内容に関しては保育に取り入れていく必要があります。
しかし、その内容を一人で判断し保育に取り入れることは避けましょう。最適な判断をするためには必ず記録に残し、園全体で情報を共有していくことが必要です。一人の保護者の意見に傾倒してしまうと、他の保護者への不信感につながってしまいます。園児も保護者も、みんな平等に扱っていきましょう。

連絡網、プリント

連絡網、お知らせのプリントはとにかく丁寧に作りましょう。たった一つのことを伝えたくても、保護者の受け取り方は千差万別です。持ち物に関して、服装に関しては具体的であればあるほど良いでしょう。(※水筒ならば中身をどうするべきか、水でもお茶でも良いのか、汚れて良い服装なら、どういったものが望ましいのか、など。)イラストなどを交えて説明すればより確実です。
事前に丁寧な説明を用意することで、行き違いを避け、クレームを防ぐことが出来ます。

まとめ

基本的なことばかりですが、上記を押さえておくだけで、トラブルを未然に防ぐ効果があります。
園には子どもを初めて育てるママも多くいらっしゃいます。保育士さんにとっては当たり前のことでも、初めての人にはわからないことが沢山あります。そのことを念頭におき、なるべく不安を解消してあげれるような親切な対応を心がけていきましょう。
保護者は保育士にプロの対応を求めています。その期待を裏切らぬよう、プライドをもって仕事に臨んでください。


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