子どもたちの成長につながるケンカの仲裁をしよう

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特定の大人との関わりから、お友達との関わりへと移行していく幼児期。みんなと仲良くしたいけれど、自分の気持ちを上手く言葉で表現できない時期でもあるので、どうしてもトラブルが多くなります。しかし、ケンカをすることが悪いことではありません。それぞれの想いに寄り添える仲裁者がいれば、子どもたちはそこからたくさんのことを学ぶことができます。どちらか一方を責めたり、無理に謝らせたりするのではなく、子どもたちの成長につながるような仲裁を目指していきましょう。

①まずは怪我の確認をする。

子どもたちのケンカは時に怪我を伴います。まずは怪我の有無を確認し、適切な処置をしましょう。噛みつきなどによる傷は早めに冷やすことができると、治りが早くなります。また、泣いている場合は優しく抱きしめ、落ち着くのを待ちましょう。この時に大切なのは、どちらかを一方的に責めたりしないことです。ケンカによって子どもたちは興奮状態にあることが多いです。まずはクールダウンできるように配慮しましょう。

②双方が落ち着いたところで話しを聴く。

怪我の手当てをして落ち着いたところで、双方に事情を尋ねます。可能であれば集団から離れて落ち着いて話せる場所に移動しましょう。もし、ケンカの一部始終を知っている保育者がいれば、子どもたちと話しをする前に耳にいれておけると良いですね。保育者は裁判官でなく、いつでも公平な理解者でなければなりません。「何があったの?」とそれぞれの言い分をしっかり聞いてあげましょう。

③子どもたちの想いを代弁する

どのようにしてトラブルが起こってしまったのか理解できたら、次はそれぞれの想いに耳を傾けましょう。どうしてお友達に手をあげてしまったのか、意地悪をしてしまったのか、そこには必ず理由があります。「自分が遊んでいる玩具を取られて悲しかった」「意地悪をされて腹が立った」などなど…。そこをきちんと理解してあげないままに注意しても、子どもたちの心には響きません。恐らく同じ場面になればまたトラブルになるでしょう。もちろん、自分の気持ちを上手く言葉にできない子もたくさんいます。そんな時は「○○したかったの?」「○○が嫌だったのかな?」と気持ちを代弁してあげることが大切です。そのような保育者の問いかけに対して、子どもたちは首を振ったり、頷いたりすることで自分の気持ちを示してくれます。ここでしっかりと寄り添えるかどうかが鍵となります。

④自然に「ごめんね」が言えるような仲裁をする。

子どもたちは自分の気持ちを大人が理解してくれたと感じると、安心してようやく自分がしてしまったことを反省できます。「○○ちゃん痛かったんだって」「○○されて悲しかったみたいだよ、どうすればいいかな?」そんな風に優しく声をかけながら、子どもたちが自ら謝れるように促していきましょう。ここで謝ることを強制しないことが大切です。

⑤最後は笑顔で話し合いを終える。

子どもたちは自分の気持ちを大人が理解してくれたと感じると、安心してようやく自分がしてしまったことを反省できます。「○○ちゃん痛かったんだって」「○○されて悲しかったみたいだよ、どうすればいいかな?」そんな風に優しく声をかけながら、子どもたちが自ら謝れるように促していきましょう。ここで謝ることを強制しないことが大切です。

⑥保護者への報告は忘れずに

トラブルがあった場合は、その日の内に必ず保護者に伝えましょう。怪我などがあった場合は誠意を込めた謝罪も忘れずに…。ケンカがあったことを報告するだけではなく、子どもたちと話し合ってみえたそれぞれの想いをきちんと代弁することや、今後の対応策などを伝えることが大切です。

最後に

子どもたちは大人が想像する以上に、自分のしてしまったことを反省しています。それなのに、保育者が一方的に否定したり、叱ったりして追い込んでしまうと、喉まで出かかっていた「ごめんね」の一言を奥に追いやってしまいます。まずは寄り添い、理解することから始めましょう。適切な仲裁者さえいれば、自分たちで仲直りできる力を子どもたちは持っています。それを信じてあげてくだいね。

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