お泊り保育で盛り上がる歌、遊びのアイディア!


残暑の続くこの時期、ちょっと遅めの夏休みをとって、海に山に繰り出す人は、まだまだいっぱい。
中でも泊りがけで出かけるレジャーには、子どもたちもわくわくが止まらないですよね。
いつもと違う部屋、いつもと違う食事、いつもと違う布団・・・
そんな経験の中でも、極めつけはやはり!
年長さんのビッグイベント、「お泊り保育」ではないでしょうか。
親元を離れ、お友達や先生と過ごす一泊二日は、5歳児の心にも、一生残る楽しい思い出となるに違いありません。
そこで今回は、そんなお泊り保育のひとときをさらに盛り上げる、おすすめのゲームや出し物、キャンプファイヤーを囲んで歌いたい歌などを、盛りだくさんでご紹介しましょう。
ぜひ参考にして、子どもたちが「帰りたくない!」と思う、最高のイベントを演出してくださいね!

大興奮間違いなし! 楽しいゲームとレク

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お泊り保育は園によって、園内に宿泊するものと、他施設に泊まるものがあります。
それによって食事や日中の過ごし方にも違いが出てきますが、今回は、園でのお泊りをテーマに、さまざまなイベントやレクリエーションを考えてみました。
他施設に宿泊する場合でも、レクリエーションタイムやお楽しみ会などで、ぜひ取り入れてみませんか?

●みんな大好き、ゲーム大会!

年長さんは、ルールのあるゲームなど、やや複雑な遊びが楽しくなる年頃。
チームに分けてトーナメント制にしたり、オリンピックのようにメダルを用意しても盛り上がりますね!!

・伝言ゲーム

チームごとに一列に並びます。
「すいか」「ひこうき」など、伝える言葉をひとつ、先頭の子どもに教えます。こどもたちは順に、後ろの子にだけ聞こえる声でその言葉を伝えていきます。最後まで届いたら、先頭の子と最後尾の子が同時に、その言葉を大きな声で言います。同じだったらOK。
最初は単語、次は二語文と、だんだんお題を複雑にしていくと、全然違うふうに伝わって面白いです。小さなメガホンを作って、それを使って伝言するのも楽しいですね。

・ジェスチャーゲーム

「ライオン」「ひよこ」「アンパンマン」などお題を決めて、ジェスチャーをする子どもに伝えます。
子どもは声を出さず、体の動きや表情だけでそれを表現し、見ている子たちが当てます。初めは先生がやってみせて、盛り上がってきたところで「やりたい子!」と聞くと、たくさん手が挙がりますよ。子どもたちの豊かな演技力に、思わず拍手したくなってしまいそう。

・命令ゲーム

先生がリーダーになり、子どもたちに命令します。「めいれい、座って!」「めいれい、手を挙げて!」など、「めいれい」と言ったときだけ、子どもたちが従います。「めいれい」と言わずに「立って!」と言ったときに立ってしまったら、負け。慣れてきたら、子どもにリーダー役をしてもらってもいいですね。

・リーダーあてゲーム

鬼以外の子どもたちは輪になり、リーダーを一人決めておきます。鬼が輪の中に入り、みんなは「せーの」で歌を歌います。途中でリーダーが手拍子を始めたら、真似をして手拍子をし、頭をたたき始めたら頭をたたき、ジャンプを始めたらジャンプするなど、他の子はリーダーのする通りに動きます。鬼はそれを見て、誰がリーダーなのかを当てます。歌が終わるまでに当てられればOK!

・大きくなれるかな

最初はみんな、赤ちゃんからスタート。ハイハイで、自由に動き回ります。先生の合図で、近くにいる子とじゃんけん。勝った子は、子どもになって、膝立ちで歩きます。同じように、次の合図で勝ったら大人になって普通に歩き、もう一度勝ったらお年寄りになって腰を曲げて歩きます。お年寄りでじゃんけんに勝った子は上がりで、抜けます。誰が一番先に、大きくなれるかな?

・大根抜きゲーム

鬼を決め、他の子は大根になります。大根の子は数人で背中合わせに輪になって座り、しっかりと腕を組んで抜かれないようにします。鬼は大根の足を引っ張って、輪から抜こうとします。抜かれたら今度はその子が鬼になり、最後まで抜かれずに残った子の勝ち。うつぶせで頭を中心にして輪になり、腕を組むやり方も、鬼が見えないので盛り上がります!

・ピンポン玉運び競争

おたまにピンポン玉を入れ、おとさないようにコースを往復したらバトンタッチ。簡単そうに思えますが、意外とバランス感覚が必要で、子どもたちは一生懸命になってくれます。チーム対抗のレースは盛り上がるけれど、室内なのであまり走ると危ない・・そんなときにぴったりのゲーム。

・ドッヂボール

王様ドッヂ
各チームで、王様(女王様)を一人決め、他の子は家来になります。基本のドッヂボールをし、王様にボールが当たったら即負けになります。家来が協力して、王様を守ったり逃がしたり、相手の王様を集中攻撃したりと、チームの団結力や作戦が生まれる、ドッヂボールの応用編。

ダブルドッヂ
ルールは基本のドッヂボールと同じですが、ボールを2個で行います。つねに2つのボールに注意してプレイしなければならず、どこから飛んでくるかわからないボールに、スリル満点。運動量も倍になり、パワーが有り余った子どもたちも、大満足のドッヂボールです。

・鬼ごっこ

かくれ鬼
鬼以外の子が目隠しして100数えるあいだに、鬼は好きなところに隠れます。100数えたら、みんなで鬼を探しますが、鬼を見つけた子は、黙って鬼と一緒に隠れます。鬼の隠れ場所には鬼の仲間が増えていき、探している子たちはだんだん仲間が減っていきます。全員が鬼を見つけられたら、おしまい。最後の子が、次の鬼になります。

木鬼
普通の鬼ごっこですが、鬼にタッチされたら「木」になり、足を開いて手を伸ばし、動けなくなります。ただし仲間が足の間をくぐってくれたら、また動けるように。楽しみながら、助け合いの気持ちも育ちます。人数が多いときは、鬼の数を増やすと良いでしょう。

色鬼
鬼を決めたら、他の子は鬼に向かって「いろ、いろ、なにいろ?」と聞きます。鬼が好きな色を言ったら、みんなはその色を探して逃げます。
鬼にタッチされたら負けですが、鬼が言った色に触っているあいだは、タッチされません。鬼ごっこのスリルと、色を見つける楽しさに、子どもたちも大喜び。

こおり鬼
鬼にタッチされた子は、そのままの形で動けなくなります。仲間が触りながら「とーけたとけた、氷がとけた」と言えば、また動けるようになります。シンプルですが、子どもたちがこおりになる形がいろいろで面白い鬼ごっこです。

●夜のレクリエーションタイムはこれ!●

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室内で楽しめる出し物やレクリエーション、ちょっと準備が必要だけれど、子どもたちの思い出に残ることうけあいです!!

・宝探しスタンプラリー

園内のあちこちに隠されたクイズを、数人のチームで探します。見つけたら先生のところへ持っていき、正解すればスタンプゲット!
全部のスタンプを集めたら、最後は園長先生の部屋へ。園長先生の出すクイズに正解すれば、ゲームクリア! 完全制覇のしるしのメダルがもらえます。
いつもの園内が、まるで違った空間になり、子どもたちもわくわくどきどき。ドアを開けるときに「合言葉」をいうようにするなど、工夫しだいでどんどん楽しみが増えますよ。

・肝だめし

廊下の端から端まで、先生たちがお化けや妖怪になったり、仕掛けをしておきます。子どもたちは2人で手をつなぎ、端まで行って、置いてあるうちわや風船など、証拠の品を持ち帰ります。夏の風物詩、肝だめし。がんばって行って帰って来られるかな?

・夏祭り

部屋ごとに、盆踊りや魚釣り(厚紙に描いた魚にクリップをつけ、ビニールプールに。釣竿を作り、糸の先にマグネットをつけて魚を釣る)、輪投げ、すいか割り(ビーチボールをプラスチックバットでたたく)など、催し物を用意します。子どもたちは思い思いに部屋を回って参加。
カードを首から下げ、遊んだものにスタンプを押せば、同じもので何度も遊ぶ子がいなくなりスムーズに。お祭りの定番、チョコバナナやかき氷の屋台などもあれば、子どもたちは大喜び♪

夏の夜の定番、キャンプファイヤーを盛り上げる歌

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夜空に舞い上がる炎。キャンプファイヤーは夜のお楽しみのクライマックスですね。
最後に、燃え盛る火を囲んで歌いたい、おすすめのキャンプファイヤーソングをお届けしましょう。保育時間に練習しておけば、お泊り保育への期待も高まりますよ!

「燃えろよ燃えろ」

キャンプファイヤーソングの定番。心に残る美しいメロディーです。
https://www.youtube.com/watch?v=RH1ITuFR6PE

「ね」

卒園ソングとしても人気の、隠れた名曲。
https://www.youtube.com/watch?v=KR54QNTktS0

「もえろもえろ」

友だちと一緒に炎を囲んでいるのが嬉しくなる、素敵な歌です。
https://www.youtube.com/watch?v=4q0oql29AKk

「遠き山に日は落ちて」

しみじみとした歌詞と曲調が、キャンプファイヤーの締めくくりにぴったり。
https://www.youtube.com/watch?v=M70P9xVIHeI

終わりに

お泊り保育を盛り上げる、さまざまなゲームやレクリエーション、歌をご紹介しました。
お泊り保育は、来春には一年生になる子どもたちにとって、親離れのいちばん初めの、記念すべき第一歩。
お友だちや先生とたくさん遊んで、たくさん触れ合って過ごす二日間は、ひとりひとりの心にいつまでも色あせない最高の思い出と、大きな自信を与えることでしょう。
ぜひ、子どもたちの保育園生活最後の夏を、一緒に思いきり楽しんできてくださいね!


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