「明日からすぐできる!子どもたちをぐっと惹きつける保育のコツ◎」


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大声を出さないと自分の指示が子どもたちに届かず、毎日声はガラガラ…。
先輩と自分を比べて落ち込んでしまうことはありませんか?確かに経験を積み重ねていくことで保育に深みが増していきますが、少しコツをつかむだけであなたも子どもたちをぐっと惹きつける保育ができますよ。
声を張り上げる保育は、もうおしまいにしましょう!

命令口調は子どもたちに響かない

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「上手くクラスをまわしていかなければ」と思いすぎるあまり、子どもに対して「○○しなさい」と命令口調を使うことが多くなっていませんか?
余裕のない新人の時こそ、大きな声で子どもたちを叱りつけ、さらに子どもたちが騒ぎ始めてクラスが荒れていく悪循環に陥りがちです。
残念ながら子どもたちに対してそのような口調を使っている限り、あなたの言葉が子どもたちに響くことはないでしょう。これから紹介するポイントを意識しながら、選ぶ言葉に気をつけてみてください。

黙らせるのではなく惹きつける

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子どもたちにとって大人の都合など関係なく、いつでも自分の感情に素直です。だからこそ彼らの心に響くような声掛けや働きかけが必要となります。
例えば自分の方に注目してほしい時、あなたはどうしますか?
まず子どもたちを静かにさせることに意識がいくのではないのでしょうか。
しかし、上から押さえつけてもうまくいきません。そこで、子どもたちを黙らせようとするのではなく関心を惹きつけるように意識を変えてみてください。
子どもたちは自分の感情に素直ですので、興味があることをみつけるとそちらにぐっと集中します。
そうすると自然と静かになるのです。
子どもたちの立場に立って考え、「ここでどのような言葉を使えば子どもたちの興味をひけるかな?」と考えながら「惹きつける保育」を実践してみてください。

明日からできる「惹きつける保育」の実践例

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・絵本をわざと小さな声で読んでみる

子どもたちに呼びかけてもザワザワしていて、なかなか絵本を読み始めることができないということもあるでしょう。そのような時は、あえて静かになるのを待たずに「先生ね、今日は小さな声で絵本を読むから、みんなよ~く聞いてね。」と小声で語りかけてから読み聞かせを始めてください。
この時、子どもたちの好きな本や、ウケがよさそうな本を選ぶのがポイントです。
それまで騒いでいた子も読み聞かせが始まっていたことに気がつくと「ハッ!」とした表情になり慌てて口を閉じ、あっというまに絵本の世界に引き込まれていきます。

・手遊びひとつにしても、まずは保育者が思いきり楽しむ。

子どもたちは保育者の鏡と言えます。保育者が不安な気持ちでいれば、子どもたちもどこか落ち着きのない様子になりますし、保育者が心から楽しんでいれば、子どもたちの心からの笑顔がみられます。手遊びひとつにしてもそうです。
導入としてよく使われる手遊びですが、子どもたちを静かにさせるために使うときよりも、保育者が「楽しい!」「この楽しさを子どもたちに伝えたい」と思っているときとでは、明らかに子どもたちの反応が違います。
まずはあなたが楽しむ気持ちをもってくださいね。

・子どもたちから答えを引き出す。

子どもが間違っていることをしていると、ついつい「○○しなさい」と言ってしまうものです。しかし、それだけで子どもたちが素直に保育者の言うことを聞く確率はかなり低いでしょう。
これからは大人の考えを押しつけるのではなく、子どもたちから答えを引き出してみましょう。
「こんなときどうすればいいかな?」「○○してもいいと思う?」そんな風に尋ねると、子どもたちはきちんと自分の考えを伝えてくれます。
一方的に与えられたものではなく、自分の口から出た言葉にこそ子どもたちは納得し、問題がスムーズに解決することがたくさんありますよ。

まとめ

自分の感情に何よりも素直な子どもたち。だからこそ、上から抑える保育ではなく惹きつける保育が上手くいくのです。明日からぜひ試してみてください。
子どもたちを惹きつけるコツがつかめると、毎日の保育がもっともっと楽しくなるはずです!


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