円満? 複雑? 気になる転職先の人間関係は、こう見極める!


ningenkankei

保育士として就職・転職を考えたときに、求人欄でまず目を引くのは何でしょうか。
給与? 勤務時間? 休暇も多い方がいいし、手当も気になりますよね・・・。
けれど、実はもっとも知っておくべき大切なことが、求人情報には載っていません。
それは、その職場の雰囲気や人間関係。
とはいえ、

「それって働いてみないとわからないのでは」
「知りたいのはやまやまだけど、どうやって調べればいいの」

そう考えている方も多いのではないでしょうか。
実は、就職する前に、その園の人間関係を、ある程度見極めることは可能です。
今回はそのポイントをお伝えしていきますので、ぜひ参考にして、後悔しない職場選びに役立ててくださいね。

保育士の転職理由第1位は、人間関係

せっかく入った園、なのにしんどい、辛い、やめたい・・・
保育士がそう感じる一番大きな原因が、職場の人間関係の悩みです。

「主任保育士に、自分の保育観を押し付けられる」
「なんでも園長の一言で決まる、ワンマン体制」
「自分ばかり雑用をふられて、体がもたない」
「先輩保育士の言葉遣いがキツくて、いつもびくびく・・」
「女性だけの職場で、いじめや陰口が多くうんざり」

いくら勤務条件や待遇がよくても、こんな状況で自分の目指す保育を実現するのは難しいですよね。
とはいえ、保育の仕事は子どもあってのもの。
どんなに苦しくてやめたくても、子どもたちのことを考えると、なかなか踏ん切りがつかない、という保育士も多いようです。
だからこそ、いざ職場を選ぶときには、その園の雰囲気や人間関係をしっかりと見極め、「ここなら大丈夫、やっていけそう」と納得したうえで決めたいものですね。

人間関係の良い職場探しはここがポイント

それでは、円満で働きやすい職場を探すためのチェックポイントを見ていきましょう。

●たびたび求人を見かける保育園は要注意

「あれ、この園はまた求人を出しているな・・」
そう気づいたときは、慎重に。常繁に求人を出している園は、業務拡張の場合もありますが、じつは辞めていく保育士が多く、常に人手不足というケースも見られます。
保育園の仕事内容そのものは、基本的にどこも同じなので、それでも辞める人が多いのは人間関係が理由かもしれません。すぐに人手が欲しいため、募集の条件自体は良い場合も多く、ついつられて入ってしまい、あとで後悔ということにならないように気をつけましょう。

●若い保育士ばかりで楽しそう! はちょっと待って

その園で長く働いているスタッフがどのくらいいるのかも大切なチェックポイント。
辞めないで長く続ける人が多い園は、人間関係が良く働きやすいといえます。また出産などのブランクがあっても続けられるのは、福利厚生も整っているということ。
逆に若い保育士ばかりの園は、数年で辞めていくことが多いからかもしれません。そして多くの人が長く続かない職場には、必ず人間関係の問題があります。
「同世代が多くて気楽」という面もありますが、なぜ若手ばかりなのかは確認が必要です。

●「園だより」から園の雰囲気を見極める

面接や職場見学の際、その園が発行している園だよりをチェックするのもいい方法。
行事や園内の様子、保護者に対する姿勢など、さまざまな情報が入手できます。
園長のコラムや、保育士からのひとことなど、保育方針を伺い知れる記事が見られることも。
人間関係が穏やかで円満な園であれば、子どもたちのためにスタッフが心を一つにして保育に当たっているチームワークぶりが伝わってくるでしょう。逆に、事務的で冷たい感じの園だよりには、園内の雰囲気が映し出されているかもしれません。
園だよりは、ホームページで公開している園も多いのでぜひ一度目を通してみて。

●面接官=上司 のつもりでチェック

採用のための面接は、園長や主任など、職場での上司にあたる人が担当するケースがほとんど。「もしこの人が上司になったら」という目線で、こちらからもチェックしてみましょう。
応対の仕方、話し方、表情などを観察し、違和感を覚えたら要注意。たとえば、言い方が威圧的だな、と感じたら、部下やスタッフに対してもそうである可能性が高いので、あまりいい雰囲気の職場ではないでしょう。「なんとなく話しにくい」「無表情で近づきがたい」のような直感も大切。上司としてついていけそうかどうかがチェックポイントです。

●職場見学で子どもたちやスタッフの様子を確認

面接や職場見学を利用して、子どもたちの様子、園内やスタッフ同士の雰囲気を見ておきましょう。子どもたちがのびのびと活動していて、保育士を慕っているか、園内は明るく清潔できちんと片付いているか。そして何より大切なのはスタッフの態度です。
外部の人に対する気持ちの良い挨拶、スタッフ同士の会話に笑顔が多い、命令口調でなく対等に話をしている、「ありがとう」「すみません」をたびたび口にする、など、短い時間でも見ることは可能。職場見学は、人間関係を肌で感じる最大のチャンスです。

それでも心配・・そんなときは

ここにあげたポイントをクリアした職場は、「人間関係がひどすぎて辞める」ようなことにはならないはず。
けれど、やっぱり不安・・もう少しはっきり知りたい・・という方は、転職エージェントを頼るのも手です。
担当コンサルタントは求人先を訪問し、園長や採用担当者とも話をしているので、職場の人間関係や内部事情をよく知っています。
「園長先生はどんな人?」
「ベテラン保育士と新人との関係は?」
「アットホームな雰囲気が理想なのだけど、どう?」
など、自分では調べられないことも、コンサルタントに聞いてみると、教えてくれる場合も。
登録は無料なので、ぜひ活用してみてください。

参考:保育Rの転職サポート https://www.hoiku-r.com/service/


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