待機児童問題、保育士不足を救う?!「保育士復職支援」って?


保育業界の現状は厳しいものです。
保護者が保育所などに入所申請を出しているのにも関わらず入所ができない「待機児童」という社会問題は保育士の不足が原因であるとされています。

昔に比べて男女雇用機会均等法など、女性が働きやすい社会となったことで、共働きの家庭が増え、保育関連の需要が高まっているのです。
つまり、保育士自体の需要は高まる一方で、雇用が追い付かず、保育士1人1人にかかる仕事量が大幅に増加しています。これによって離職→仕事量増加と悪循環に陥っているのも否めません。そのため保育士の雇用を増やす取り組みが行われてきています。

保育士復職支援 (再就職支援)

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保育士資格はあるものの現職を離れている「潜在保育士」と呼ばれる方々がいるのですが、埼玉県ではこの潜在保育士の復職支援を行っています。
職場復帰を応援する内容の小冊子・webサイトを活用した取り組みで、職から離れて復帰に不安のある潜在保育士に向けた最近の保育事情などが主な内容です。
また今年度の8月から1月まで毎月1度、埼玉県内の6か所で「潜在保育士再就職支援セミナー」が開催されます。受講料は無料で、受講者のタイプによって3つのパターンから受講内容を選ぶことが可能です。

埼玉県内でも待機児童の問題は大きく、その解消のためにも保育士不足の対策が必要とされます。そのため、今回のような潜在保育士の復職支援を始めたそうです。

まだ始まってから日が浅いのですが、待機児童・潜在保育士、それぞれの問題解決に役立つのではないかと期待されています。

各都道府県の保育士復職支援(再就職支援)

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東京都では復職支援の一環として、支援セミナー・実習が行われました。
去年は年10回行われていて、定員は各回40名、計400名の支援を行った実績があります。
神奈川県でも県が主体となり、保育士就職セミナー・就職相談会が今年2月に開催。セミナーでは現役の保育園園長から現状を学び、相談会では県内の保育所が集まり、方針などを確認できる場となりました。潜在保育士のための研修も行われ、タイムマネジメントや保育のポイント、実習などが行われていました。
今年の3月には愛知県で潜在保育士を対象に、現状説明・復職支援を目的とした研修会が開催されましたし、全国各地で復職支援が行われていると言えるでしょう。それだけ待機児童は大きな問題で、いち早く解決したい問題です。

保育Rでも潜在保育士の復職を応援するため、さまざまな求人をご紹介させていただいています。
みなさんの要望とマッチした求人を紹介できると思いますので、復職でお悩みの方はぜひご相談ください。


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