『怒る』と『叱る』の違いに気づいて、楽しく保育をしよう♪

okoru_shikaru

「も~!も~!!も~!!!」気づいたら牛さんみたいに怒ってばかりの保育をしていませんか?
怒るという行為はとてもエネルギーを使うことですし、周りにも嫌な感情が伝染してしまうものです。
怒ってばかりの保育は、保育士も子どもも楽しくありません。かといって、保育士は子どもたちと、ただただ楽しく笑って過ごせば良いという訳ではありません。物事の良し悪しがまだ分かっていない子どもたちに、間違っていることは間違っているときちんと伝えていくのも大切な役割です。
それならば、どうすれば怒らずに子どもたちに想いを伝えられるのか…。その方法を考えていきましょう。

怒っても響かない理由

怒っている時、保育士は必ず感情的になっています。子どもたちは大人の感情に敏感なので、その興奮は必ず子どもたちに伝わります。
なので、ただそれにおびえてしまったり、興奮が伝わってしまって、冷静に保育士の話を聞ける状態ではなくなっています。
また、感情的になっている時は「○○しちゃだめでしょ」「どうしてそんなことをするの」と子どもの行動を否定する言葉ばかり出てきて、何故その行為がいけないのかが伝えられていません。
だから子どもたちはその場では大人の怒りを感じて言うことを聞いたりしますが、何がいけなかったのか分らないままなので、同じことを繰り返してしまいます。
あるいは「怒っている時は注目してもらえるんだ!」と感じてその行為を繰り返す子も出てきます。注目してほしくてわざと怒られることをする、保育士が怒る、また怒られることをする…という悪循環に陥っていきます。
このように怒るという行為はただ保育士が疲れてしまったり、子どもたちとの関係を悪くするだけで、良いことは何もないのです。

怒るのではなく叱る

だからこそ、怒るのではなく叱ることが大切です。
怒ることが感情的に保育士の想いをぶつける行為だとしたら、叱るは保育士の想いを冷静に伝える行為と言えます。
どうしてその行為がいけないのか、その行為をお友達や保育士がどのように感じているか、これからどうしてほしいと思っているか…を子どもの目を見て丁寧に伝えます。叱る時は保育士の状態は冷静です。
だから子どもたちは「今は話しを聞かないといけないんだ」ということを察して保育士の言葉に耳を傾けてくれます。

つい怒ってしまうのは楽だから

「怒るのではなく叱ることが大切」。保育士として働いていらっしゃる方は、今までに耳にしたことがあるかもしれません。
頭では「冷静に…」と思っていても、子どもたちの前に立つと怒ってしまうのは何故か…?それは怒って子どもたちが分かってくれる方が保育士にとって楽だからです。
叱るときは、まず保育士が自分の気持ちを落ち着けて、それから子どもたちにわかりやすく伝わる言葉を選んで話します。
しかし、怒るという行為はただそのときの感情をそのまま子どもにぶつけるだけで済んでしまいます。
手間を省いて、力でコントロールしようとしてしまうのですね。しかし、上記でも述べたように、それでは子どもたちに伝えたいことは伝わらず、結局、問題は解決しません。だから、子どもたちと関わる保育士は常に怒るのではなく叱るという意識をもたなければなりません。

叱るのには子どもたちとの間に信頼関係が必要

だからといってすぐに叱れば良いというものではありません。
叱るという行為は子どもと保育士の間に信頼関係があってこそ成り立つものです。
新人保育士がよく「子どもが言うことを聞いてくれない」と悩むのはこの信頼関係ができないままに、叱ってしまうからです。子どもの問題行動にばかり目を向けて悩んでいる時は、ついつい子どもたちの良いところに目を向けることを忘れてしまいがちです。
子どもたちは毎日の積み重ねの中で保育士のことを信用し、大好きになるからこそ、保育士の言葉に耳を傾けてくれます。子どもの問題行動に悩んでいる時こそ、良いところ、頑張っているところに注目し言葉にして褒めてあげましょう。
「見てもらえている」という安心感は保育士への信頼につながります。

まとめ

叱ることは保育士にとっても勉強になることがたくさんある行為です。
「今、私は怒っているのではなく叱ることができているな」と感じられるようになると、自分の気持ちもとっても楽になるはずです。
怒ると叱るの違いに気づいて、楽しく保育をしましょう♪

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