保育士のツライあるある「保育観・方針が違う」│対処法をご紹介


保育士としてなかなか譲れないもの、それは『保育観』かもしれません。

十人十色と言われるように、保育士によって保育観はそれぞれです。保育士として「保育観」は大切にしている部分で、プライドの部分でもあるかもしれません。だからこそ保育士同士で保育観の違いを感じたりすると、人間関係のギクシャクを招く恐れがありますし保育園の方針と自分の保育観があっていないとストレスを感じたりなんてこともあります。

子供を大切に思っているからこそ生まれる「保育観・方針の違い」

保育観・方針が異なる保育士・園とどのように付き合えばよいのかご紹介します。

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正しい保育観とは

保育観とは「子供を保育する上で何を大切にするか」その考え方ともいえます。

保育観は自身が育った環境・どんな教育をされてきたかによって影響されるものであり、また、日々の業務の中で変わっていくものでもあります。「子供の自主性を伸ばしたい」「自己肯定感を育てたい」「子供の個性を伸ばしたい」「子供の社会性を伸ばしたい」などなど保育観は保育士によって違うもので、何が正しい保育観で何が間違っている保育観というものはありません。社会的に逸脱した考え方でなければすべて「正しい保育観」と言えます。

「保育観が違う」どのように付き合えばいい?

先述している通り、育ってきた環境が違うので、保育士同士それぞれが違う「保育観」が違うのは仕方のないことです。

ですが、仕事を通して、保育士同士の子供への接し方に対して疑問や保育園の教育方針にも疑問を感じるとモヤモヤしてしまいますし、保育に真摯に取り組むほど、考え方の違いが葛藤を生みストレスとなってしまいます。

実際、自分が行いたい保育と現実のギャップに悩まされ多くの保育士が悩んでいます。

それでは保育観の違いを感じた時にどのように対処すれば良いのかを紹介します。

①少し違った目線で見てみる。

自分の保育観だけで保育を見ずに、いろんな目線で保育を捉えてみましょう。

そうしてみることで、自分にはない保育観や考え方が見えてくることもあります。はじめから、不信感をもった目では相手の保育観や理念は見えなくなってしまいます。

まずは、相手の保育の中で良いところを見つけてみましょう。どんな風に考えて子供と接しているのか、相手の保育観を理解するきっかけになりますよ。

②話し合う→妥協点を見つける

相手の保育観を理解できても同意できないことはもちろんあります。

相手の意見をすべて受け入れる必要はありません。また逆に自分の意見を突き通す必要もありません。そういう場合は自分の保育観や意見を「伝えて」みましょう。前提として、保育感が違っても「子供が第一」という共通の思いがあります。お互いの妥協点を見つけたり、取り入れられる部分は取り入れたりする事ができるかもしれません。

③転職を検討してみる。

自分の保育、相手の保育も尊重できる関係を作りましょう。

保育士同士・保育園の教育方針が合わない場合や、保育園の方針がコロコロ変わるなどでもモヤモヤしている場合は、転園も検討してみましょう。

保育観が合わないからと言って、あなたの保育観を変える必要はありません。どうしても合わないと感じる場合は、転職を検討するのは有効な手です。自分の保育感が理解される環境(教育方針が自分の理想と合っている保育園)が見つかれば、思い切り自分の理想とする保育を実践することができます。

まとめ

保育観は人によって違うものですが、お互いの保育観の違いを理解し合うことは、保育士同士の成長、そしてより良い保育に結びつくこともあります。

また、自分の目指す保育とどうしても合わない場合は、自分の保育感にマッチした環境を選ぶことも、すごく大切なことです。

お互いの悪い面ばかりを捉えるのではなく、良い面をみつけて「子供にとってプラスになる」保育を実現させましょう。

気持ちよくお仕事を続けるために、今の保育園・同僚の保育観が合わないと感じる場合は、一度転職を検討してみてはいいかがでしょうか。


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