無資格OKの保育の仕事、採用されるポイントは?


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「無資格だけど、保育の仕事に興味があって・・」
「保育の現場で経験を積みながら、保育士資格を目指したい」

そんなふうに考えている方は多いことでしょう。
無資格・未経験でも、子どもの保育に関われる仕事はいくつかあります。ただし誰にでもチャレンジしやすいことから、希望者も多く、採用倍率が高いのが実情。

そこで今回は、保育士の資格・経験がなくても面接や履歴書で自分をアピールするためにはどうすればよいか、とくに人気の高い「保育補助」の仕事をとりあげ、そのポイントを探ってみたいと思います。

保育補助ってどんな仕事?

保育の現場では保育士が不足し、資格なしでもOKの保育補助スタッフを募集する施設が増えています。
仕事内容は、おもに正規保育士のサポート。遊びや食事の準備と後片付け、布団の上げ下ろし、園内外の掃除などが多いですが、もちろん直接子どもと関わるチャンスも。
とくに保育士の資格取得を目指している人にとって、現場の経験は役立つうえ、取得後もそのまま働けば就職活動をしなくてすみ、待遇もアップするので、非常にメリットが大きいといえます。

採用されるためのアピールポイントとは

保育の資格や経験はなくても、仕事に役立つと思われる経験や長所は、履歴書や職務経歴書、面接でどんどんアピールしましょう。

・子どもと関わった経験

自分の子どもを育てたり、幼いきょうだいを親代わりに世話したなど、子どもと密に関わった経験は最大のアピールポイント。その経験を通して「子どもが好き」「子どもの世話に慣れている」「子どもの相手が得意」なことが伝われば、担当者の心もぐっと採用に傾きます。

・ボランティア経験

保育施設でのボランティアの経験があれば、ぜひ伝えましょう。たとえ一回きり、ほんの数時間の経験でも、そのときに感じたやりがいや喜びを自分の言葉で表現できれば、説得力のある自己アピールになります。

・ピアノ、造形、スポーツなどの特技

子どもたちの歌の伴奏もできるピアノや、折り紙、工作などの造形、各種スポーツなどの特技は、保育にも役立ちます。子どもと一緒に楽しんだ経験があればなお良いでしょう。

・以前の職場でのスキル

他業種の経験がある人は、そこから保育補助に役立つスキルを見つけるのも良い方法。
たとえば事務歴が長ければ、週案や保育日誌を書いたり、保護者との電話応対に生かすことができます。また、チームで仕事をしていた経験があるなら、保育士間でのコミュニケーション能力とチームワークのアピールが可能。
「いかに保育の仕事に生かせるか」を考えれば、他業種でも立派な経験になります。

・責任感と体力

保育の仕事は、ただ子ども好きなだけでは務まりません。子どもたちの命を預かっているという強い責任感と、種々の雑務や肉体労働をエネルギッシュにこなせる体力は必須。
そこをしっかり理解していること、自信があることを伝えましょう。当たり前のことだからと見逃されがちですが、意外と効果の高いアピールポイントです。

面接ではこんなことに注意!

では次に、何を聞かれるのか、どんな服装がいいのか、面接のポイントをまとめてみましょう。

●服装は指定がなければスーツで

他業種の面接と同じく、白いシャツに黒や紺のスーツが基本です。
ただし「動きやすい服装で」「私服で」などと指定されることがあり、この場合はスーツではNG。相手は「どんな服装で仕事をしてくれるのかな」という点を見ています。
Tシャツにジーンズ、トレーナーにパンツなど、シンプルで動きの邪魔にならないカジュアルな服装でいきましょう。

●聞かれることは他業種とそれほど変わらない

保育の仕事だからといって、専門知識を聞かれたりすることはありませんのでご安心を。
「可能な勤務時間」「休日の希望」「これまでの職歴」「前職を辞めた理由」「採用後はどんな仕事をしたいか」といった簡単な質問を通して、人柄やコミュニケーション能力を探るのが一般的です。
大切なのは相手の目を見て、簡潔に答えること。下を向いたままでは、子どもの相手には不向きとみなされてしまいますので注意。

●質問とずれた答えにならないように

「自分をアピールしなくては」と力が入りすぎると、どんな質問にも「自分自分」の答えになってしまいがち。何かしらアピールしないと、などと焦らず、聞かれたことに簡潔に答えましょう。アピールタイムは面接のどこかで、必ずもらえます。

●今後のビジョンは必ず聞かれると思って

「採用されたらどんなことをしてみたいですか」「どんな保育をめざしていますか」のような質問は、意欲を示すチャンス。「子どもの幼稚園で見たこんな行事をしてみたい」「憧れの○○さんのような保育士になりたい」など、理由を含め、できるだけ具体的に伝えるとGOOD。

●何よりも笑顔が大切

担当者は、面接の短い時間で、相手がどんな態度や心構えで仕事をするか見抜こうとしています。緊張するのは当然ですが、子どもたちと接するときに一番大切なのは笑顔。自然な笑顔を忘れないようにすれば、ポイントはぐっとアップします。

他にもある、無資格でも働ける保育の仕事

最後に、保育補助以外にも、子どもと関われる無資格OKの仕事をあげてみましょう。

①学童保育

放課後の小学生を預かり、遊びや勉強の相手をする学童保育では、無資格の求人が多く出ています。勤務時間は夕方が中心で、家事との両立もしやすく、人気の職場。
乳幼児より大きい学童が対象ですが、子どもとしっかり関わりたい人にはぴったりの仕事です。

②塾や幼児教室

幼児のための英語や早期教育の教室、幼稚園や小学校受験をめざす幼児が通う受験塾など、子どもの面倒を見ながら教育や学習をする施設でも、保育士の資格は問われないことが多いです。
遊びを取り入れながら学習へとつなげていくので、学習指導の経験などは有利なことも。

③ベビーシッター

乳幼児から学童まで、もっとも子どもと密に関われるのがベビーシッター。
依頼者の家庭や施設に赴き、子どもを預かり保育します。数時間から、ときには翌日まで及ぶ長時間の保育まで、そのニーズはさまざま。
ベビーシッターの派遣をする会社に登録し、請け負うようにするとお互い安心です。

いかがでしたか。
保育士の資格がなくても、保育に携われる仕事がいろいろあることに驚かれたのではないでしょうか。
これまでのキャリアをいかに保育という仕事にシフトできるか、そしてその意気込みが伝わるかどうかが、採用をゲットするためのキーポイント。
ぜひ皆さんも、自分にしかできない魅力的なアピールで、憧れの仕事を手にしてくださいね。

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