今日から先輩 ! 新人保育士の指導のコツと、気をつけたいタブーとは?


今年度もあと一ヶ月。早いもので、まもなく卒園シーズンを迎えますね。
保育士になってからの日々は瞬く間に過ぎ、はじめは緊張と不安の連続だったのに、今では子どもたちとの毎日が楽しくてたまらない自分に、驚いている方も多いのではないでしょうか。
そしてそんな皆さんも、いよいよ先輩。そう、春には新人保育士さんがやってきます。
楽しみな反面、
「初めての後輩。仲良くなれればいいけど・・・」
「自分に新人の指導・教育なんてできるかな」
とちょっぴり不安を感じている方もいるかもしれませんね。

そこで今回は、先輩保育士から新人保育士へ指導をするときのコツと、先輩としてやってはいけない、嫌われる言動・タブーな態度についてお届けしましょう。
頭に入れておけば、後輩たちとの良い関係が作れること間違いなしですよ!

新人保育士に望むことって?

まずは、先輩保育士が新人保育士に、こうであってほしいと思う要素を見てみましょう。

●いつも明るく、笑顔でいること
●立場をわきまえた言葉遣い
●忠告は素直に聞き、言い訳をしない
●ミスをしてもめげず、次に生かす
●雑用もすすんで行う
●わからないことは確認する
●何事もあきらめずやり通す姿勢
●保育に対する熱意・ビジョンがある

新人保育士に、先輩からの大きな期待がかかっているのがわかりますね。
それではいよいよ、新人指導をする際のポイントを見ていきたいと思います。

新人保育士の指導ポイントはこの5つ

①見て見ぬふりは禁物、先輩としての助言はきちんと

後輩の小さなミスや勘違いは、見つけてもつい忙しさに追われてそのままになってしまいがち。けれど間違いはその都度指摘していかないと、もっと大きなミスや事故につながりかねません。
自分がてんてこ舞いのときに、後輩が質問に来たときも、迷惑がらずきちんと答えてあげてください。このとき、怒ったりイライラした口調、不機嫌な表情、威圧的な言葉づかいは御法度。本当に手が離せないときは、「これが一段落したら」でOK。

②「見て学べ」では不親切、積極的にリードして

確かに仕事には「先輩の後姿を見て学ぶ」という部分もありますが、右も左もわからない新人にいきなりそれを求めるのは酷。今どんな仕事をしているかを把握し、必要ならば「こっちを先にした方がいいよ」などとアドバイスしてあげましょう。
自分も仕事を抱えて大変ではありますが、適切なリードで新人が早く独り立ちし、結果的には楽に。

3③新人保育士の意見もどんどん取り入れて

誰もが保育への熱い思いと夢を抱いて、保育士になります。それは新人だってもちろん同じ。
その熱意やビジョンが斬新な意見として出てきたとき、「もっと現実的に考えて」と却下するのではなく、思い切ってその意見を採用してみましょう。思いがけない新しい世界が開けるかもしれません。新たな可能性に期待する前向きな姿勢が、新人たちのやる気につながります。

④失敗続きで自信喪失の後輩は、まず認めてあげる

憧れの保育士になったはいいけれど、現場は想像以上。クラスはまとまらない、保護者には怒られる、書類は不備ばかり・・・「あんなに勉強してきたのに」とすっかり自信を失っている後輩には、追い打ちをかけたり不自然なフォローは禁物。
まずは、今できている点を認めてあげることです。「落ち込んでいても、子どもの前では笑顔だね」「毎朝必ず、一番に出勤しているね」「絵本の読み方がずっと上手くなったね」など、小さなことでも認めてあげることが大切。そうして少しずつ、チャレンジする意欲が湧いてくるのを待ちましょう。

⑤こんな叱り方が「気持ちの良い叱り方」

後輩を叱るしかない状況になったとき、「子どもならともかく、大人を叱るのは・・・」と気が進まないもの。けれど大丈夫、「気持ちの良い叱り方」というものがあるのです。
それは、冷静で腹の据わった叱り方。「耳が痛いだろうけど、絶対あなたのためだから !」と気合を入れてビシッと叱ること。「○○は良くない。すぐにやめなさい。相手を困らせるし、何よりあなたが誤解されてしまうよ」というように、短く簡潔に伝えます。
決して「怒る」ではないので混同しないように。言い終わったら引きずらないことも大切です。

先輩として絶対に避けたいタブー集

それでは最後に、「これやっちゃおしまい」の、トホホな先輩保育士の例をあげてみましょう。
「こんな先輩いたいた・・・」とうなずくかもしれませんね。
でもこれからは自分も先輩、知らない間にタブーに陥っていないか要チェック! です。

✖ 職場にプライベートを引きずってくる。機嫌が悪い日はみんな腫れ物に触るよう
✖ 露骨なえこひいき。気に入った後輩には甘く、嫌いな後輩は完全無視
✖ 昨日と今日で指示が変わる。周りが指摘しても、まったく反省なし
✖ 忙しいとヒステリックになり、何を聞いても不機嫌に返すか、無視する
✖ 後輩には何も言わず、本人のいないところで愚痴ったり陰口を言う
✖ 聞きに行くと「自分で考えて」。自分でやると「どうして聞きに来ないの」
✖「去年は優秀だったのに、今年の新卒は・・・」などと比較する
✖「耳がおかしくなりそうなピアノね」「保育士失格じゃないの」など嫌味な発言

まとめ

いかがでしたでしょうか。
新人保育士の方々は、真剣に勉強し、難関をくぐり抜けて、夢の保育士への第一歩を踏み出しそうとしています。けれど、その意気込みとは裏腹に、心の中は緊張と不安でいっぱいのはず。
そんなとき、先輩保育士の皆さんが優しく親切に、そして大きな心で迎え入れてくれたら、後輩たちはどんなに心強いでしょうか。
自分たちが新人だったときのことを思い起こし、その熱意と希望に満ちた気持ちをぜひ、あたたかく受け止めてあげてください。
皆さんが尊敬され、慕われる先輩保育士となることを、心から願っています。


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