保育士さんをお助け★子どもに嫌われてしまった!保育園のこんなときどうしたらいい?


新年度が始まり、早くも2カ月が経ちました。
新人保育士さんもようやく仕事に慣れてきたところではないでしょうか?
しかし、ほっと一息ついたところで新しい問題が発生!
「クラスの子どもに嫌われてしまった…。その子とどうやって関わっていいのか分からない」と悩んでいる方はいませんか。大好きな子どもに嫌われてしまうのは、保育士としてとってもつらいですよね。でも大丈夫です!
本当は、子どもたちもあなたのことが大好きです。
今回は子どもとの関係を改善し、仲良くなるためのポイントをお伝えします。

子どもがあなたを嫌がる理由は…

泣く女の子

顔を見ると「先生嫌い」と言われたり、拒絶されると悲しくて心が折れてしまいそうになりますよね。中には「自分は保育士に向いていないのかも…」と悩んでしまう人もいます。でも、子どもたちのそんな行動は、先生に自分のことを「分かってほしい、受け入れてほしい」という思いの表れなのです。その気持ちに気づいてほしいからこそ、わざわざ攻撃的な態度で示すのです。
大好きな先生が、どこまで許してくれるのか…子どもたちはあなたの反応をみています。
だからここで諦めず、子どもと向き合うことが大切です。

まずは子どもの本当の気持ちを理解する

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子どもがあなたを嫌がる前に、何かきっかけとなる出来事はありましたか?
子どもが大人に不信感を抱く一番大きな理由は、『自分のことを理解してくれない』と感じたときです。
大人が思う以上に、子どもは大人の気持ちを敏感に感じ取っています。自分のことを分かってくれないと感じると、心のシャッターをおろしてしまいます。
そうなってしまったなら、できるだけ早く関係の修復が必要です。
まずはあなたが子どもに寄り添った関わりができていたかを振り返ってみましょう。

子どもと信頼関係を作るポイント

(1)約束は守る

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保育の現場でありがちな「あとでね」という言葉。その場しのぎで使っていませんか?
どうしても子どもに対応できない時は、「先生、今お仕事をしているから、これが終わったらいくね」と声をかけ、必ず約束を守るようにしましょう。時間がかかっても、手が空いたらその子のところへ行き、「待っていてくれてありがとう」という言葉をかけてあげてください。

(2)ケンカの仲裁は双方に確認してから

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保育園で子ども同士のトラブルはつきものです。噛みつきなどがあると噛みついた子が一方的に責められてしまいがちです。でも子どものケンカにも必ず理由があります。大切なのはそれぞれの言葉にならない思いを代弁すること。保育者は裁判官ではなく、通訳者です。状況を踏まえたうえで、「本当は○○したかったんだよね」と声をかけ、お互いが納得したうえで仲直りができるようにしましょう。

(3)時には周りに助けを求める

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新人保育士がクラス運営に手いっぱいになるのは当然のこと。何でもひとりで抱え込まず、時には周りの先輩たちに助けを求めましょう。
日々の生活の中で、子どもの思いを受け止めきれない時間帯はありませんか。そんな時間だけフリーの先生に補助にはいってもらうという方法もあります。まずは、周りに相談してみましょう。大人の手に余裕があると、それぞれの思いを受け止められますよね。

まとめ

子どもに嫌われる経験はとってもつらいと思いますが、その子との出会いがあなたを保育士としてさらに成長させてくれるはずです。振り返った時にきっと大切な思い出になりますよ。自分を責めて落ち込む必要はありません!まずは、子どもへの愛情を伝え続け、子どもの気持ちに寄り添った関わりを心がけましょう。そんな誠実な積み重ねが「先生大好き!」につながります。子どもと共に成長していきましょう。


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